Agile Japan 2010

金、土の2日間行ってきました。
ファシグラと会議のWSが面白かったです。
Agile... は、好きなんですけど、比較対象としてのWater Fallを不必要に否定(?)している風潮に、若干危惧を抱いて見ています。
「Water Fallでやったプロジェクトが失敗した」
という事実があったにせよ、そこから必ずしも
「Water Fallでやったからプロジェクトが失敗した」
と結論付けられる訳ではありません。
失敗の原因の本質を理解しないままAgileに飛びついても、結果は大して良くはならないでしょう。ワークショップでご一緒になった方の一人が「今会社でやっているプロジェクトが滝なのでダメダメなんですよねぇ」と言っているのを聞いて、なんとなく心配になりました。時間があれば、掘り下げる質問をすることができたと思うのですが、時間が無かったので。。。
「お前はAgileではやらないのか?」と問われれば、多分やらないでしょうね。Agileのいくつかのプラクティスはガンガン使いますが。。。
「では、何でやるのか?」と問われれば、XDDPですね。作っては手直しを繰り返すAgileよりも、1パスで完成を目指すXDDPの方が圧倒的に無駄が少ないです。但し、プロジェクト初期に正しい要求を詳細かつ正確に仕様に表現する技術が要求されますので、その能力が無い場合はAgileの方が易しく見える筈です。